テレビで特集していた「太秋柿」。
柿、苦手なんスよね…って言ってた人が、「これ美味しい」と言って食べていました。
その翌日、近所のJA直売所「しょいかーご」にて、太秋柿を見つけたので早速ゲット!
食レポしてみたいと思います。
血糖値を上げにくい甘味として、果物に注目していたんですよね。
※ブドウ糖と果糖が結合した「砂糖」は、血糖値を短期間で急激に爆上げするので注意です!
太秋柿は、九州・熊本産がメジャーなのだそうです。
熊本のサン太秋柿(露地)訳あり家庭用 特別お買得商品大玉 4個〜5個入り 2,700円
今回入手したのは、岐阜県産の太秋柿。
太秋柿のシェア的には、岐阜県産は7%程度です。
今回、買いに行った店はココ。
農協(JA)の直売所、「しょいかーご」 習志野店です。
「しょいかーご」では、特設コーナーで販売していましたが、さほど注目度は高くありませんでした。
前日に「太秋柿」がテレビで取り上げられたから、売りに出してるのかな、と思った程度。でも、前日のテレビを見て仕入れをしているにしては早過ぎる。もしかしたら、業界でも「太秋柿がキテる」ということなのかも知れないと思いました。
第一印象は、「汚いし、青いんだけど。ぜんぜん美味しそうじゃない」でした。
しかし、「太秋柿は、青いくらいの方が美味い」と、テレビからの情報を得ていたので、「どうだかなぁ」と思いながらも買いました。
テレビで取り上げていたのは、1個2,000円する「献上品」でした。
今回のは、5個で500円。まー、一個百円の柿なんて大したことないだろう。
へえ、種がないのか。これは食べやすくていいな、と思いました。
実際には、「種が極端に少ない」柿なのだそうです。
食べてみました。
まあ、柿だからな。美味しいって言ったって、柿だから。
柿だか…あれ、柿だよね、コレ。柿?柿か?
触感は、固めのメロンという感じ。シャリ感はありません。
柿特有の、ドブ臭さのようなものが全く感じられません。
人生、最初に食べた柿がこれだったら、私は柿好きになっていた。そんな味でした。
私は、食べられないほどではないレベルの柿嫌い。食卓に出されたら、無難に食べることくらいは出来ます。
だけど、この太秋柿は、ヘタしたら3つでも4つでも食べてしまうほどの旨さを秘めていました。
あまりに美味しかったので、5個あった太秋柿は2日でなくなりました。
しょうがないので、またまた、しょいかーごへ。
5個で500円が、4個で500円に、微妙に値上がりしています!
今回のやつは、やや熟れた感じ。
柔らかい。夕張メロンみたいな色になっていました。
あれは、思い出すだけで口の中に唾液が溢れ出す甘さ。高級メロンが持つ濃厚な甘さから、酸味の要素をなくしたような異次元の味でした。
こんな美味い果物が、いままで世の中に存在していて、しかもそれが柿だったと!?
人生の損失です。最初に食べるものは、多少高くても良い物を買ったほうがいいと思いました。
ここで一つ疑問。
私の味覚が変わって、知らないうちに柿好きな人になっているのでは?
検証するために、フツーの柿を食べてみました。
同じような値段で売られていた、普通の柿を買ってみました。
見た目は、太秋柿とさほど変わりません。
種無しで、樹になっている間に脱渋して甘くしてあるのだそうです。
むいたのがコレッ!
グロいんですけど。すっごい、イヤな色してるんですけど。
でも、見た目に反して美味しいかも知れない。
ぱく。
…ああ、これは私が大嫌いな、いつもの柿の味だ!
群馬県産の柿で、4つで480円でした。同じ柿で、値段もさほど変わりません。
ただ、この柿は、「むく前の見た目がキレイだった」んです。
味は天地ほどの差があるのに、見た目の綺麗さだけで同じくらいの値段になる、果物界の理不尽を魅せつけられた気がしました。
この柿を作った農家さんには申し訳ないですが、もう今後は太秋柿しか食べたくない!
あまり人気が出すぎても、値段が釣り上がって買えなくなるので困る。
でも、人気がないと出回らなくなって、近所で買えなくなる。
私は今後の人生、柿は太秋柿だけでいいってほど気に入りましたが、そこそこの人気でとどまっていて欲しいなと思いました。